1984年に発売された、サントリーのシングルモルトウイスキー「山崎」。
ジャパニーズウィスキーの中でも特に人気のウィスキーで、今はなかなか手に入れるのも難しくなっていますよね。
現在見学が中止されているサントリーの山崎蒸留所。
実際の見学の代わりにリモートで行われているサントリー山崎蒸留所オンラインツアーに参加してみました。
結論から言うとすごく面白く参加してよかった!と思えるオンラインツアーでした。
ウィスキーの知識を増やしたい人、なかなか山崎まで足を運ぶのが難しい人にとっては特に参加価値のあるオンラインツアーなのではないかと思います。
参加予約方法
まずはサイトにアクセスしオンラインツアーに参加する日程を選びます。
基本的に土日の午後13時30分とか15時に開催されています。
たまに水曜日の午後も行われるという感じです。
支払いはオンラインで行われクレジットカードのみです。
銀行振り込みやコンビニ払いはできないので注意してください。
申し込み時にはメールアドレスを間違えないよう注意する必要があります。(参加用リンクが届かなくなるため)
また住所を間違えないように注意する必要もあります。(ウィスキーが届かなくなるため)
Zoom(ズーム)で参加する仕組み
山崎蒸留所のオンラインツアーはZoom(ズーム)を使用します。
オンライン・ライブ中は参加者のカメラ、音声はオフで設定してされています。
ですから自分が写ったり、何か話したりする必要はないので安心してください。
事前にオンラインミーティングアプリZoomのインストールが必要です。
ズームの操作に関するサポートをサントリーの人に行ってもらうことはできないので注意してくださいね。
とはいえズームは本当に簡単に使用できるので、パソコンやタブレット操作が苦手な方もさほど心配しなくて大丈夫です。
私も普段からよく使っていますがとても便利なシステムですね。
たまに「ズームは情報漏洩が心配」と言われる方がいますが、政府内でも重要度の低いものはズームで会議しているとのことです。
もし仮に山崎蒸留所のオンラインツアーをズームで行っているところを運営に聞かれたところで何の問題もありませんからズームを使用することに関して過敏になる必要はないと思います。
山崎ウィスキーとグラスが到着
支払いが完了すると山崎ウィスキーとテイスティンググラスのセットが送られてきます。
「ツアー開催の4~6日前までにお届けいたします。」
「在庫状況等により1~2日前後する場合もございます。」
とのことでした。
5月13日に予約して、5月18日に山崎ウィスキーとグラスが到着しました。
運送会社はヤマト運輸。
外箱を開封するとさらにもう一つ箱が。
開くと山崎蒸留所の写真が広がり、山崎蒸留所に想いを馳せることができるようになっています。
参加の説明書も同封されていました。
山崎オンラインツアー当日
いよいよ山崎オンラインツアー当日になりました。
開始は13:30〜のコースです。
届いたボトルとテイスティンググラスを用意してスタンバイ!
おー昼から酒が飲める!とうれしい人もいるのではないでしょうか。
開始5分前くらいに余裕を持ってスタンバイです。
※ここから先多少のネタバレを含みますので、お楽しみにとっておきたいという方はご注意ください。
まずJR京都線「山崎駅」から映像が始まります。
実際に山崎の蒸留所まで徒歩で歩き、庭を通り抜け山崎ウィスキー館に入る雰囲気が味わえますよ。
オンラインツアーの最中には庭の花や最近の写真などを紹介してもらう機会もあり、まさに山崎蒸留所の今を垣間見ることができるように工夫がされています。
オンラインツアーの最中はズームのチャット機能を使ってナビゲーターの方に色々質問をしたりすることができるようになっています。
一つ覚えておきたい点として、本名でズームを使っている方は本名がチャット欄に表示されてしまうので、書き込みの際にはご注意ください。
最初にテストを兼ねて?なのか「どこから参加しているのかチャットに書き込んで頂けますか?」という呼びかけがありました。
北海道や福岡といった日本全国の方が参加しているのが分かり面白かったです。
私は名古屋近辺住みですが、本来であれば山崎蒸留所まで足を運ぼうとすると結構な交通費と時間がかかります。
遠くに住んでいても気軽にこんな風に山崎蒸留所をオンライン見学できるなんてすごく便利な世の中になりましたね!
ズームの機能を使ってリアルタイムでアンケートに答える機会があったのですが、
「山崎蒸留所に来たことがありますか?」という質問がありました。
私も含め79%の方が「過去になし」ということでしたので、今まで足を運べなかった人もこのオンラインツアーによって見学する機会ができたのかなと思います。
とはいえ2回、3回と訪れている方もいるようで、「3回」行ったことがあるという方も10%と結構な人数がおられるようでした。山崎は本当に根強いファンが多いんですね!
また、通常の見学では見られないオンラインツアーだけの映像も見せてもらえて、オンラインツアーの付加価値も高くなるように工夫がされていて感心しました。
オンラインツアーってYouTubeで映像を見るのとあまり変わらないんじゃない?
と思う方もいるかもしれません。
でも山崎蒸留所のオンラインツアーは、所々でリアルタイムでウィスキーに関するクイズが行われそれに参加する機会もありすごく面白かったです。
チャットで寄せられる質問、例えば「どこのピートを使っているのですか?」
といったような参加者の問いにもナビゲーターの方が答えてくださり、ウィスキーの知識が深まる参加型のオンラインツアーでした。

後半はテイスティング
後半では届いた山崎ウィスキーをテイスティングしたり、サントリー流のハイボールの作り方を教えてもらったり、ウィスキーと料理との合わせ方を教えてもらったりと1時間があっという間に感じられるツアーでしたよ!
感染症の流行が収束したら実際に山崎蒸留所に足を運んで見学してみたいという気持ちが強まるオンラインツアーでした。
最後にナビゲーターの方から、なかなか山崎が品薄で申し訳ないのですが、頑張って供給していきますので今後ともよろしくお願いします!的なメッセージがありました。
美味しい山崎が昔のように普通に飲める時が早く来て欲しいですね。
ちなみに山崎蒸溜所ウイスキー館1F2Fを自由にVR見学できる、「山崎蒸留所360°フリーツアー」には無料で予約なしで見ることができますから、まずはこちらにチャレンジしてみるのがおすすめです。
次は白州蒸留所のオンラインツアーにも参加してみようと思います。
追記:白州蒸留所オンラインツアーに参加しました!感想は下記のページをご覧ください。
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