森の蒸留所とも言われる山梨県北杜市にあるサントリーの白州蒸留所。
1973年に開設された工場で82万m2という東京ドーム64個分の面積という世界的にも珍しいほどの広さを持つ蒸留所です。
現在(2021年6月1日)は感染症の影響によりリアルの白州蒸留所の工場見学は中止されていますが、実際の見学の代わりにリモートで行われています。
以前に山崎蒸留所オンラインツアーに参加してみて面白かったので、もう一つのサントリー白州蒸留所オンラインツアーにも参加してみました。
事前に白州ミニボトルとティスティンググラス到着
参加を申し込むと事前にクロネコヤマトで白州のミニボトルとティスティンググラスのセットが到着します。
外箱を開けると下記のような重厚感のある箱が出てきました。
テイスティングシートや参加説明の紙が入っています。
森に囲まれた白州蒸留所の爽やかな空気が感じられるようなデザインですね。
180mlのミニボトルとティスティンググラスがセットになって入っています。
これらはオンラインツアーでティスティングが予定されていますのでその時にも使用します。
参加予約はネットで!
参加の申し込みはネットで行います。
まずは住所、氏名など発送に必要なことを入力します。
それほど入力することも多くないですから5分もあれば申し込みができます。
支払いはクレジットカードで行います。銀行振り込みやコンビニ払いは残念ながら利用することができません。
オンラインツアーはZOOM(ズーム)というソフトを用います。ZOOMのインストールや操作もさほど難しくありませんのでそれほど心配しなくても大丈夫ですよ。
このツアーでは自分の顔や声が他の参加者に見えることはありませんので、周りを気にする必要なく気軽に参加できるのはいいですね。
一つ覚えておきたい点として仕事などで本名でZOOMを使っている方の場合、オンラインツアー中にチャットに書き込むと本名が全国の参加者に見えることになりますので、気になる方はニックネームに変えておいた方がいいかもしれませんね。
白州オンラインツアーの内容
ツアーは白州工場の最寄駅である小淵沢駅に着くところの映像からスタートします。
実際に歩いているかのような視点の映像で、
駅を出て、バスに乗り山梨県北杜市の町並みを眺めながら白州蒸留所に辿り着き、庭を抜けて博物館へ…

北杜市の町並みのイメージ
といった具合でオンラインながら本当に訪れているかのような気分が味わえる工夫がされています。
博物館の中へ入ると、ナビゲーターの女性が映し出されてオンラインツアーが始まります。
ツアーの流れは
・白州蒸留所について
・製造工程とつくりのこだわり
・テイスティング
・ハイボールの作り方
・質問タイム
という感じの流れで行われていきました。
ズームの投票機能を使ってアンケートに答えたりクイズに参加することもできる参加型のツアーなので結構面白いです。
例えばアンケートだと「白州蒸留所に来たのは初めてですか?」という質問に答えたり、
クイズだったら「白州の原料は?」という質問に答えたりするといった具合です。
またチャットで白州蒸留所やウィスキーについていろいろな質問をすることもできます。
最後がまとまった質問タイムとスケジュールではなってはいますが、ツアーの途中でも適時質問に答えてもらえるので気軽に質問してみてくださいね。
白州蒸留所最大の特徴は南アルプスの山々の花崗岩でミネラルバランスが整えられた水が手に入る「森」です。
白州蒸留所の周りの森についての説明もあり、白州の雰囲気が味わえるオンラインツアーになっていました。
この森には50種類の鳥がいるそうで、サントリーは鳥の保護にもかなり力をいれているみたいです。
かなり素敵な森の雰囲気でコロナが終わったら今度はオンラインではなく、実際に白州蒸留所へ足を運んでみたいなぁと思いました。
また白州蒸留所は貯蔵庫が十数棟あり、1棟につき2万樽という相当な数を貯蔵することができるようになっているみたいです。(こんなに貯蔵できるのであれば早く品薄を解消してもらいたいです〜。)
またツアーでは樽作りの工程も見ることができました。ウィスキーメーカーで外注せずに樽を自社で作っているところは結構レアみたいですね。
このオンラインツアーで色々ウィスキーの知識も付き、学んだことも多いのですがあまりたくさん書くとこれから参加する方のネタバレになってしまいますのでこれくらいにしておこうかなと思います。
ちなみに白州のテイスティングもとってもおいしかったですよ。
山崎と白州のオンラインツアーの両方に参加してみて感じたことですが、ウィスキーの製造工程に関してはどちらもシングルモルトウィスキーということで大差はないように思いました。
ですから両者のオンラインツアーの違いが特に現れるのは各蒸留所の説明かなと思いました。
どちらに参加しようか迷っている方もいるかもしれませんが、
サントリーの創業者である鳥井信治郎氏から始まるウィスキー作りの原点について知りたい場合は山崎蒸留所へ
ウィスキーに不可欠な水を育む爽やかな森の雰囲気を感じたい人は白州蒸留所へ
というのがいいかもしれませんね。
白州蒸留所のリモートツアーは有料オンライン・ライブの場合3300円の料金と事前予約が必要ですが、
360°フリーツアーは無料でいつでも予約なしで参加できます。
VRの技術を使った見学で自宅にいながらウィスキーについて知ることができますよ。
また、YOUTUBEに白州の工場についての公式動画が掲載されていますので、リモートツアーの前に事前に見ておくといい予習になるかもしれませんね。
内容が結構濃いので、この動画で見ただけで満足してしまう可能性もありますが…笑
まだまだ感染症の流行も続きそうですが、ステイホームの期間をオンラインツアーで楽しんでみてはいかがでしょうか。
山崎蒸留所のリモートツアーに参加した感想は下記のページをご覧ください。
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